独自ドメインといっても様々な種類があります。.comと.tvは何が違うのか、.jpとco.jpで何故取得手続きが異なるのか、などドメインの種類と特徴を出来るだけ簡単にまとめてみました。長期的な運用を視野に入れて用途に合ったドメインを見つけましょう。
gTLDの用途は大まかに決められているものの現在では事実上、用途を問わず利用可能となっています。co.jpなどの属性型JPドメインと比較すると提出しなければいけない書類なども無く誰でも簡単に取得できるのが特徴。価格も1,000円前後からと手頃です。確証はありませんがSEOで有利という話もあります。なかなか希望するドメイン名が空いていないという難点もありますが、gTLDはドメインを取得するにおいて最も無難な選択肢と言え、初心者の方や迷った場合は取り敢えずgTLDにしておけば間違い無いものと思います。
.com | 商業組織用 |
.org | 非営利組織用 |
.net | ネットワーク用 |
.info | 用途に制限は無し |
2011年よりgTLDの本格的な自由化が始まり、数百もの新gTLDの導入がスタートしました。 .xyz、.email、.link、.cashなど様々なドメインが登場しています。新たにスタートしたドメインという事で希望する文字列で取得できる可能性は比較的高いようです。興味のある方は早めにチェックすると良いでしょう。但し、現時点では実績も浸透もしていないドメインですので、実際に利用される場合は用途を良く検討した上で採用するようにしてください。
国や地域ごとに割り当てられたドメインを差します。日本の場合は.jpがこれに該当します。誰でも取得できるgTLDとは異なり、取得できるのは「その国に住所がある個人・団体のみとなっているのが一般的ですが、gTLDのように誰でも取得できるようになっているccTLDも多数存在します。例えば、ツバルの.tv、トンガの.to、ココス諸島の.ccなどはccTLDですが、誰でも取得することが可能で日本の様々なWebサイトでも利用されています。
ccTLDを選択するメリットとしてはgTLDと比較すると希望するドメイン名で取得できる可能性が高いという点が挙げられます。当サイトは.wsというサモア独立国のccTLDを使用していますが、それも同様の理由からです。つまり、rental-server.comやrental-server.netには空きが無く、rental-server.wsには空きが有り取得可能な状態であったという事です。デメリットとしてはその国・地域のccTLDに対する方針が変わってしまえば将来的に使用出来なくなってしまう可能性があるという点です。同様に更新費用が高騰してしまう可能性もゼロではありません。また、国・地域情報が正しく認識されないなど、SEOの点でもあまりメリットが無いと言われています。
gTLDと同様に比較的簡単に取得できるccTLDも多数ありますが、上記の通りgTLDとはやや性格が異なります。メリットとデメリットをよく比較した上で取得するようにしましょう。初心者の方やあまり詳しくない方は.jpドメインやgTLDを選択しておいた方が無難かと思います。
.jpドメイン。日本国内に住所が存在すれば誰でも取得する事が可能なドメインです。通常の「example.jp」のような半角英数字+.jpドメインという形式に加えて、「日本語.jp」のように日本語+.jpドメインという形式で取得することも可能です。 日本語+.jpドメインという形式は2014年現在あまりメジャーではありませんが、SEOに強いという説もあり、アフィリエイト系Webサイトなどで見掛けることも多いかと思います。日本語+.jpに限らず、日本における.jpドメインは他のccTLDと比較してSEOの面では有利という話もあります。SEOに関しては全く確証がありませんが、興味がある方は是非調べてみてください。gTLDと比較するとやや価格が高めですが欠点らしい欠点も無く初心者の方にもおすすめ出来るドメインかと思います。
基本的に1組織(法人)につき1ドメインのみの登録となり、登録申請時に登記簿の写しなどが必要となります。日本の組織、法人であることの証明となるため、申請すれば誰でも取得できるgTLDと比較すると信頼性が高いドメインと言えます。会社案内のWebサイト等に採用するドメインとしては最有力候補と考えて良いと思います。
.co.jp | 営利法人用 |
.or.jp | 非営利法人用 |
.gr.jp | 法人格のない任意団体用 |
.ne.jp | ネットワークサービス |
.go.jp | 政府組織用 |
.lg.jp | 地方自治体 |
.ed.jp | 18歳未満対象の教育機関用 |
.ad.jp | JPNIC会員が運用するネットワーク |