毎年5,000円分のキャッシュバックを受けられるGMOクラウドの株主優待

前回の人気レンタルサーバーを毎年1万円分無料で使う方法とは?というレンタルサーバーの株主優待記事がそこそこ好評でしたので、今後不定期でレンタルサーバー関連銘柄の株主優待に関する情報を紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するのはGMOクラウド株式会社の株主優待です。

GMOクラウド株式会社とは?

まず最初にGMOクラウド株式会社について簡単に説明しておきます。GMOクラウド株式会社はGMOという商号がついていますが、ドメインなどでお馴染みのお名前.comなど運営するGMOインターネット株式会社とは成り立ちが異なる別の会社です。2017年時点では、GMOインターネット株式会社がGMOクラウド株式会社の株式を51%保有していますので、GMOクラウド株式会社はGMOインターネット株式会社の子会社と言うポジションになっています。
何度か商号が変更となっているので少々分かりづらいのですが、母体は有限会社(株式会社)アイルという会社で、アイルというブランド名のレンタルサーバーでサービス展開していました。2001年にGMOインターネット株式会社と資本提携を結んだ後、様々なレンタルサーバー企業を吸収しながら、GMOホスティング アンド テクノロジーズ株式会社、GMOホスティング&セキュリティ株式会社、GMOクラウド株式会社と社名が変わっています。

現在、GMOクラウド株式会社は東証一部に上場しており、GMOインターネット株式会社が51%の株を保有する筆頭株主となっています。現在の体制になるまでに様々な企業やサービスを吸収してきましたので、非常に多くのレンタルサーバーブランドを抱えているのが特徴です。

GMOクラウド株式会社が提供する主なレンタルサーバー

GMOクラウド株式会社の株主優待内容

様々なレンタルサーバーブランドを展開しているGMOクラウド株式会ですが、その株主優待はGMOクラウド株式会社グループが提供するサービスの利用料キャッシュバックとなっています。

株主優待内容

GMOクラウド株式会社およびグループ会社がが提供する各種サービスのご利用料。優待内容:5,000円を上限に申請期間中に利用している基本料金をキャッシュバック。

優待の対象となるサービス

個人向けの低価格レンタルサーバーからビジネス向けのレンタルサーバー、専用サーバー、SSL証明書と一通り揃っていますので、レンタルサーバーを積極的に利用している方であれば、年間に5,000円分利用できるというこの株主優待は活用しがいがあるのではないでしょうか。

GMOクラウド株式会社の株主優待に必要な投資金額

株主優待を貰う為に必要な株は1単元(100株)のみで大丈夫ですが、6ヶ月以上保有することが条件となっています。GMOクラウド株式会社の株主優待権利確定日は12月31日ですが、この日付の株主名簿に株主として記載されていることに加えて、翌年6月30日の株主名簿にも同一株主番号で記載されていることが条件となります。
同一株主番号という条件が付きますので、12月31日の株主優待権利を取った上で、最低でも6ヶ月間保有する必要があるという事になります。
少々ややこしい気もしますが、権利だけ確保してすぐに株を売却するという方も結構居ますので、少しでも長く株を保有して貰う策として仕方が無いことかもしれませんね。

さて、この記事を書いている2017年6月19日現在のGMOクラウド株式会社の株価は・・・

1株4,020円です。1単元100株ですので402,000円。株主優待5,000円相当に対する投資額は40万円強となります。前回の人気レンタルサーバーを毎年1万円分無料で使う方法とは?で紹介したGMOインターネット株式会社と比較するとあまり効率が良くないので、少し慎重になった方が良いかもしれません。業績を抜きにして、株主優待と株価のバランスだけを見るなら、手放しで飛びつける水準ではないように感じます。

40万円クラスの株はほぼ毎日5千円以上の値動きがあります。この為、短期的には5千円の株主優待の為に株を買うという行為はナンセンスに感じられるかもしれません。株主優待目当てでGMOクラウド株式会社の株に投資したいという方は、GMOクラウド株式会社の業績と株価を十分に注視しつつ、長期的な視野で確実に安いと思えるタイミングを見極める必要がありそうですね。

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